ジンギスカンってそもそも何?よく聞く生ラムとは?
北海道の名物といえばジンギスカンですが、実は詳しいことってよくわからなかったりしますよね。
特にラムやマトンなど、聞きなれない言葉が出てきて混乱してしまうこともあるかと思います。
今回はジンギスカンとはなんなのか、といったところに焦点を当てて解説していきますね。
ジンギスカンとは、そもそも料理名
ジンギスカンは、モンゴルの皇帝「チンギスハーン」の名にちなんだ羊肉料理を指します。
一般的なスタイルとして帽子のような形状の鉄鍋であるジンギスカン鍋を使用して羊肉を焼くのですが、
網焼きの場合も「ジンギスカン」という名称で提供しているお店が多々あります。
羊肉の焼き肉がジンギスカンという料理であるという認識で概ね間違いないかと思います。
ジンギスカンの中の分類
一口にジンギスカンといっても実は大まかに2種類に分かれます。
一つは「味付きジンギスカン」と言われるもので、滝川式なんて呼ばれる場合もあります。
言葉通り滝川から始まったジンギスカンのスタイルで、こちらのお肉はタレに漬け込まれて味が染み込んでいます。
松尾ジンギスカンがその元祖と言われていますが、まさしくあのタイプが味付きジンギスカンです。
もう一つは「生ラムジンギスカン」と言われるもので、滝川式に対してこちらは札幌式と呼ばれます。
札幌・月寒のツキサップじんぎすかんクラブがその元祖と言われ、馴染み深い焼き肉のように、生の羊のお肉を切って提供するスタイルを指します。
つけだれや塩でいただくもので、有名どころであればだるまが当てはまります。
当店生ラム本舗もこのスタイルを採用しています。
一般的な焼き肉でも壺漬けカルビとカルビとでは同じ牛肉でも味わいが大きく違いますよね。
ジンギスカンもお好みのスタイルのお店を探してみてください。
ラムって?マトンって?
じゃあラムとかマトンとかってなんなの?という疑問が浮かんでくるかと思います。
結論からいえばラムは子羊のお肉、マトンは大人の羊のお肉です。
生後おおよそ12ヶ月までの羊のお肉をラムとし、それ以上の月齢の羊のお肉をマトンとしている場合がほとんどです。
他にも歯の本数であったり、その間にホゲットという期間があったりと国によってまちまちですが、上記の分け方でほぼ問題ありません。
味の特徴として、ラムは子羊らしく柔らかでクセの少ないお肉です。
むっちりとした食感で脂身も甘く濃厚です。
多くの人はラムを美味しい、食べやすいと感じるのではないでしょうか。
一方マトンは風味が強くしゃっきりした食感で、赤身らしい濃厚な旨味が特徴です。
ラムに比べるとくせが強いと感じる方もいるかと思いますが、これぞラム!といった満足感を得られるという好意的な意見も。
また脂っぽさが少ないためあっさりした赤身の肉が好きな方はこちらを好む場合が多いようです。
初めての方はまずラムを食べてみて、慣れたらマトンにチャレンジしてみるのがいのではないでしょうか。
また補足としてもう一つ、ラムロールというものがあります。
ラム肉をロールして棒状に固め、スライスしたものでまんまるなのが特徴です。
焼いているうちにほぐれてひらひらとするのでタレ絡みがよくとても美味しいですよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回はよくある質問として挙げられるジンギスカンとはそもそもなんなのかを解説しました。
この記事で少しでもジンギスカンに興味を持っていただければ幸いです。